2019年5月25日(土)
5月上旬に皆で畦塗りを終え、5月下旬の今、田んぼは美しく佇んでいます。泥と汗と子どもたちの嬌声と、あの作業した日の賑わいはどこへ行ったやら。
田植えを待つばかりの田んぼ。小さな水生動物と雑草が大喜びでいることだろう。
写真で白くうねうねと見えるのは苗代。稲の子どもは成長しつつあります。
手前の緑こんもりは水辺の植物を生やし、保護しているところ。ミズオトギリソウなどが見られます。
ミズオトギリソウ(水弟切)は日本原産の水辺の多年草で北海道から九州まで幅広く分布しているそうです。ただ、ここ多摩丘陵では絶滅危惧種です。
偶然見つけたブログに写真が載っています。花は小さくて、お昼過ぎに開き、夕方にはつぼんでしまうとのこと、自分ではなかなか写真が撮れないかも。
斑尾高原で撮ったミズオトギリソウの写真が多くありますが、長池公園で撮ったというのもあります。2010年9月13日に長池公園に行ったと書いてありました。
もう帰ろうと思って田んぼを見やると、サギがいました。
楚々とした風情。サギじゃなくて、鷺と漢字で書いた方が似合う。
一瞬目を離して再び見ると、もういなくなっていました。
こじま 2019.6.7