炭出し・花炭 2023.2

2023年2月11日(土)

まず、初めにこの日の『里山風景』をごらんくださいますでしょうか。前日2/10金曜日に降り積もった雪がまだまだたくさん残っています。足元はぬかるみですが、この雪の下はもしかしたらあったかいのではないかと思ったりします。

ね! ふわふわ?

この日は大晴天だったにもかかわらず、雪のせいで活動に参加できなかった方が何人もいらっしゃいました。そんな中での炭出しと花炭づくりでした。

窯の中にあった炭は去年の今頃に焼いた炭です。焼きあがった炭はすぐには窯から出すことなく、次に炭材を詰める直前まで中に置いておきます。窯の内部の乾燥を保つのに好都合だからです。(取り出した炭の保管場所を考えなくて済みますしね。)

来月3月の活動にて窯詰めをおこないます。年間計画では2月の連休を利用して炭焼きを行う予定でしたが、詰める材の準備が間に合いませんでした。材を作るには木を伐らなければならないからです。


窯にはこんな感じの炭があります。黄色く光って見えるのは照明のせいです。中は暗いので、明るく照らします。光の具合で白く見えますけれど、黒い炭です。ちょっと不気味ですね。

窯の入り口までびっしり詰めた材も炭になれば、量はぐっと減り、ごらんの状態になります。今回の炭のでき具合と量はどうだったのでしょうか。報告を待ちたいと思います。

中は狭いために炭出し作業は楽なものではありません。姿勢がしんどいばかりでなく、顔や体中が灰だらけ、炭の粉だらけになりますから、この作業の際のマスク着用は以前から必須でした。

このようにミで受けて窯から取り出します。このあと、段ボール箱や袋に詰めて計量します。

全景はこんな感じです。(下の写真)

さあて、一方、手前の広場では「花炭つくり」が行われています。

今年はあたりがぬかるんでいたために焚き火を作るのが難しかったようです。それでも、写真のように無事にセットすることができました。缶が13個ほどもあります。ひとグループで2個か3個焼いていたりもしましたが、とにかく、過去最高のエントリー数だと思います。たくさんあったので、灰に埋め込むまでには至りませんでしたため、できあがるまでにいつもより長い時間がかかったかもしれません。

雰囲気としては、申し分なし!!

では、完成品を見て行きましょう!

見事です! アソート缶ができました。

これも上出来。どんぐりがたくさん。


くっついていますねー。
カッコいいです。

アメリカふうの実です。何やらに似ているようにも見えます

この下の写真、もう何が何だかよくわかりませんが、美しいです。缶を開けたときに空気が入って燃えてしまわないように温度を下げる目的で入れた水にまだ浸かっています。

今回、ほとんどの方が初めての花炭づくりでした。 缶を開けるたびに、

わーッ!

という歓声がしきり。楽しい時間を過ごしました。


お餅が良い色に焼けています。おいしそうです。花炭缶を焼いている傍らではこのように楽しんでいる方がいらっしゃいます。上のほうに掲載した火床の写真では、向こうのほうにアルミ箔に包まれた焼き芋が見られます。


さて、最後に見ていただくのは雪だるまです。腕と手があるようなところがユニークでかわいいです。雪が解けてきているせいか、目の付き具合のせいか、ちょっと「悲哀」が感じられます。作った子どもたちにしてみれば、そんなことは思いもしなかったでしょうけれども。


もう一度「最後に」ですが...

3年ほどの間、お昼ごはんの汁物は作っていなかったのですが、12月の収穫祭の頃から再開し始めました。この先、続けられるかどうかわかりませんが、とにかく、この日の豚汁はたいそうおいしくできあがりました。46名と、参加者が少なかったにもかかわらず、皆さまがさまざまな具をお持ちくださったおかげです。複合のおいしさとなりました。

いったい何種類の具材がはいったのか、見当もつきません。具材の定番としては、白菜、キャベツ、大根、にんじん、玉ねぎ、ねぎ、じゃがいも、さつまいも、さといも、かぼちゃ、ごぼう、油揚げ(=薄揚げ)がありました。こんにゃくやれんこんはどうだったか。きのこ類はエリンギ、しめじ、マッシュルーム。マッシュルームはちょっと珍しいですね。他に変化球としては、厚揚げ。まだ何か珍しいものがあったのだけど、何だったか。楽しい具材でした。そして、豚汁としての豚コマ肉をクラブで用意しました。

ではまた。
みなさまのお越しをお待ちしております!


記・撮影 こじま  2023.2.14

2022年3月の記事 「花炭とは何だろう?」 にリンクしています。

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