5月のさとやま、あぜ塗り開始 2021.5


皆さま、長くご無沙汰しました。元気ですよ、こじまもスタッフのみんなも。

さとやまには田んぼが4枚プラス小さめのが1枚あります。小さめのは春に苗代になり、稲の苗を取り終わると、古代米を植えます。一番低いところにある筑池寄りの田んぼは少し変形で上の3枚より少し小さいです。

この少し小さめの田んぼはここ3年ほど秋葉台小学校の5年生の田んぼの授業の現場となっています。5月に始まる「あぜ塗り」、6月「田植え」、9月「草取り」、10月「稲刈り」、11月「脱穀」と5年生3クラスがやってきて作業していきます。クラブのスタッフが指導員です。

けれども、去年2020年と今年2021年は生徒たちに来てもらうことができません。ことしはオンライン授業で田んぼの作業をまなんでもらうことにしました。田んぼと小学校の教室をつないでの授業です。田んぼの作業に実際に参加するのはスタッフ以外は先生おひとりだけです。

オンライン授業は5月のあぜ塗り作業から始まりました。

まずは、苗代(なわしろ)で稲の苗の育ち具合を見ます。種もみをまいて発芽させ、20センチほどの背丈になるまでこの苗代で育てます。

さて、あぜ塗りを始めました。この体験に使った田んぼは毎年小学校にお貸ししている一番低いところの田んぼではなく、真ん中、上から二枚目です。

小学校の先生がスタッフ先生にやり方を教わっています。手を伸ばして動画を撮っているのは自然館スタッフです。小学校とのコラボ作業は自然館が仲介をなさっていますため、オンライン授業の技術面では自然館におんぶにだっこしていただいています。

先生は初めての作業とのことでなかなかに真剣に取り組んでいます。周りの人がどんな様子かな~とのぞきこんでいます。先生が上手にやれたかどうかは秘~密ですね。

遠景です。なかなか良さげな雰囲気です。小学校の授業はこのあと夏休みを除いて毎月続きます。稲刈りあたりは実際の田んぼで作業できると良いのですけれど…。動画をとおして見ただけでできあがったお米を炊いたご飯を食べても…つまらないと思うよ。


2021.5.18     こじま