2025年1月26日(土)
2名の新しい参加者を迎えて雑木林体験会を開催しました。かなり太く育ったコナラの木一本をチェーンソーを用いて伐倒する様子を体験参加者に見学していただきました。細めのコナラ3本は体験参加者とともに手作業で鋸を使い、伐倒しました。また、伐倒した木の枝払いや、玉切りした材を運んだり整頓したりする作業を皆でおこないました。玉切りとは輪切りにすることです。
下の写真は伐倒直後の太いコナラです。

伐倒担当者の話しに寄りますと、この太いコナラはカシノナガキクイムシが入った様子ではあるものの、枯れてしまってはいなかったとのことです。チェーンソーで伐った感じは木が健全ではなく枯れが入ったように感じられたそうです。
実生・植樹してから10年前後経った細めのコナラを伐倒した際には、幹の下の部分が膨れて孔(あな)がある様子のものにはカミキリムシが入っていたとのことです。そして、現在、このような状態の木が多数見られると。
下の写真は裂けた幹の拡大です。大きく裂けてしまったのは木が弱っているということでしょうか。

次の写真は同じ木の切り口部分です。伐木の際、木が倒れる側にくさび形に鋸を入れ、そのあとに真反対の側に鋸を入れて切らない部分を残し、最後は木が倒れていくのを待ちます。そのため、下の写真のようにギザギザ状の木が裂けたような切り口部分が出現します。

長池里山クラブでは木が自然に倒れていくのを待っているのでなく、チルホールという道具を使って木を引っ張り倒します。木が倒れる方向をある程度コントロールすることも可能で、作業者の安全を確保することができます。
下の写真は、上の写真の反対側の切り口です。かなり太い木だったことが見て取れます。(ただし、健全な木の状態ではないと…。)

次年度も何回か雑木林体験会を開催する予定です。伐木は冬の作業ですが、下草刈りの仕事もあります。伐木をやってみたいという方のご参加をお待ちします。伐木は敷居が高いという方には枝払いの仕事がありますから、奮ってご参加ください。
こじま 2025.2.12
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