2026年1月17日(土)
好例、梅の剪定講習会を今年度も開催しました。講師、小林先生をお招きしての講習会です。1回目の1/17(土)は17名が参集しました。この内、新しく参加なさった方は6名です。
講習実施&参加者数
2025年度 7) 2026.2.7(土) 予定
6) 2026.1.17(土) 17名
2024年度 5) 2025.1.13(土) 13名
2023年度 4) 2024.2.11(土) 9名
3) 2024.1.20(土) 12名
2023.12.20(土) 自習 9名
2022年度 2) 2023.1.12(土) 15名
1) 2022.12.17(土) 16名
まず午前中30分ほどを使って座学です。今回初めてご参加の方のみならず、久しぶりの座学でしたから、既参加者も復習となりました。
いや、復習と言うより、「そう言えば、そういう用語もあったなー」というあたりではありましたが...
まずは下のイラストのように習います。
木の全体像を把握します。先生は「骨格を作る」という言い方をなさっていました。地面から生えている太い幹を【主幹】、次に、下から、太い枝を【第一主枝】、【第二主枝】、【第三主枝】、場合によって、【第四主枝】と見定めていきます。第一や第二というのは初めから決まっているわけでなく、中には明らかでないケースもあり、自分たちで決める必要があります。
各主枝どおしは主幹の周囲に均等の間隔で伸び、また、主幹からの分岐角度は30度~45度程度が望ましいとのことです。ただ、苗木から育てる場合は教科書通りに枝を成長させることが可能ですが、長池里山の梅林の木は20年ほども成長しており、枝はすでに気儘に伸びていますから、主枝を見定めるのもかなり難しい仕事です。

さて、座学のあとは実地での作業が始まります。今日の午前中の作業は、主枝と主枝の先端を決めることです。午後には決めた形に従って剪定していきます。
亜主枝は主枝から出ている枝のことで、1本の木で10本~15本が望ましいようです。亜主枝の剪定は次の段階の作業です。
剪定作業が始まりましたー! ↓

下の写真では、主枝の先端をどの枝にするか決め、目印に赤のテープを巻いています。この木は梅林にはいって一番最初に目にする木で、一番手としてのその役割は重要です。(従って、その木の剪定担当者の任務も重要です...)
圧、掛けてるー
ところで、参加者はひとチーム2人から4人に分かれ、各グループに担当木が割り当てられます。これから一年を通して担当木を手入れしていくことになります。可能なら数年先まで面倒をみられると良いですね。
チーム内で主枝や主枝の先端を決める時、ああでもないこうでもないと議論します。絶対的な正解はありません。この議論の過程も楽しいものです。

下の写真は上と同じ一番手の木の全体像です。講師の説明を聞いています。

さて、昼食後、まずは、肥料の説明を受けます。この場所はチップ堆肥の置いてある空地です。新しいチップ堆肥は10年や20年先に木を枯らす紋羽病(もんぱ病)の病原菌を含んでいるため、樹木には使えないとのことです。堆肥の発酵が終わって臭いがなくなりサラサラの土になればOKとのこと、一年ほどは置いておく必要がありますね。ただし、ワラや草から作られた堆肥は問題ないようです。

施肥の説明はおおよそ以下のことでした。(が、ちょっとあやふやなところもあります。わかり次第、修正します。)
販売している肥料の袋には大きく、8-8-8と書かれています。この数字は窒素・リン酸・カリウムが8%ずつ含まれているという意味です。これらの養分は合わせて、梅の木一本につき年間300g必要です。ということは基材(ということばを用いるかどうか知りませんが)を含めた量を年に4キロ弱施肥することになります。20キロ入りの袋で木の5本分です。
施肥のスケジュールはおおよそ以下のようになります。
1回目 150g 1月下旬から2月上旬(養分は5月頃になくなる)
2回目 150g 3月上旬(5月以降に効いてくる)
8月下旬からのちに肥料不足が起きる
9月上旬に年間必要量300gの10% の30gを施肥(翌年の花のために)
30gと言っても基材を含めておよそ400gの肥料です。
12月 お礼肥え 油カスを腐葉土で発酵させたもの(油カスは窒素を5%、カリウムを3%を含む)
もし木が弱っていたら、木の周りに深さ30センチほどの溝を掘り、肥料を入れます。根には支持根と吸収根とがあり、支持根は幹を支えている根、吸収根は水分、養分を取り入れる役割があります。肥料は幹を真ん中にして直径1メートルの範囲にはやりません。つまり、ドーナツ状に真ん中は肥料の空白地帯となります。

この日の作業はこれで終わりです。次回は2/7(土)の予定。
最後に、現在の梅の開花状態をごらんください。咲いているのは紅梅の一部です。白梅は遅れて咲いてきます。紅梅白梅と、まだ当分の間、花を楽しむことができるでしょう。
梅林の場所は、作業小屋「里山のいえ」の向かって右手の階段を上り、広めの園路を渡った先に登り口があります。斜面になっています。陽が照っているときはぽかぽかとたいへん気持ちの良い斜面です。
このリンク先、https://www.h-yugi.org/nagaikepark 園内マップの右端下部の「梅園」と書いてあるところです。足を運んでみてください。

こじま 2026.1.17
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