稲掛け作り&さつまいも掘り 2021.10


2021年10月9日(土)の活動日、まあまあ晴れ。朝には少々雨がちだったけど、だんだん晴れてきてかなり暑い。10月は稲刈りの季節、でも、米の実入りは今ひとつ、ということで、今回は稲掛けを設置することになった。稲掛け、「いながけ」と読み、漢字では稲架けとも書くそうだ。あるいは、「はさ掛け」と呼ぶこともある。または、「稲木」とも呼ばれる。ちなみに「はさ架け」の漢字は「稲架」と書くと。いったいどう書いたらいいの? 迷う。

稲掛けは伝統的には竹や木を使って作り、里山クラブでも以前は竹でしつらえていました。でも、金属パイプで作るようになってもう10年以上がたちました。金属パイプは頭に当たると大ごとなので、ヘルメットをかむっての作業です。当然、おとなの仕事になりますね。できあがりがこの写真です。なかなかに見事なもんです。

でもね、金属パイプで作るため、見かけは無粋ですね。竹で作るような「趣き」はなくなりました。

さてさて、子どもたちはさつまいも掘りに従事してもらいます。この下の写真のような雰囲気です。スコップでぐさっと土を掘り起こすとおいもをこわしてしまう可能性があるため、手でそろそろと掘っていきます。「あったー!」と見つけた時の喜びは大きく、そして、掘り上げた時の喜びはひとしお、宝もの堀りですね。

ちょっと見えてる
ありそう

かなりでかい
ひょろ長もある

芋掘り全景はこんな感じ。集中してるッ!

洗います。計ります。何キロの収穫だったでしょうか。(ただし、保存する分は洗わないで、土のままでね。)

きょうの活動は稲掛けづくりとさつまいも掘りで終了です。参加者は会員20名、スタッフ10名ほど、総勢で30名ほどでした。午後はチェーンソー講習会があり、その成果としてスウェーデントーチを作り、点火して楽しみました。その様子は別記事へ。


(2021.10.11 こじま)

さとやま日記、引っ越しました 2021.10



さとやま日記をお読みいただいてありがとうございます。

ゆえあって、サイトの引っ越しをいたしました。2021年10月からは新サイトに記事を更新してまいります。


新しい場所でのさとやま日記もどうぞよろしくお願いします。

新・さとやま日記 https://nagaike.info/wp/


この旧のさとやま日記も当分はそのままにしておきます。過去記事もときおり見ていただけますなら嬉しい限りです。


長池里山クラブ(こじま)2021.10.11

残念ながら、9月も活動できなさそ~

長池里山クラブのこじまです。と、言わなくても、皆さまご存じ、書いてるのはいつもこじまですね。またまた久しぶりの投稿です。4月に2021年度が始まってからやっと二度目です。皆さま、ご無沙汰しております。

8月の月例活動は案山子づくり(午前中)とスウェーデン・トーチ(午後遅く)の予定でしたが、コロナ緊急事態宣言が出されたために中止しました。未だに状況は悪く、残念ながら、9月11日の月例活動も開催がむずかしそうです。(開催の有無については会員の皆様にはメール連絡にてお知らせします。)

そこで、今日はスウェーデン・トーチについてお話ししようと思います。いつから流行り出したのか、世の中ではスウェーデン・トーチが盛んに話題にのぼっています。今やキャンプ用品と思われたりして…。では、まずは写真でごらんください。

これは里山クラブのスタッフが4月に試作したものです。丸太を切るのは里山クラブのお手の物で、材料に不自由することはありません。この切込みはチェーンソーで入れます。ただし、チェーンソーはすっごく危険な道具のため、伐採作業をやってみようと思う方にはクラブで開催する講習会を受けていただいています。

話、もとに戻って、この切れ込みを入れたのはクラブ・スタッフの高橋さんです。写真撮影もです。この丸太はたぶん直径30センチくらい。ガガガガガーーー!! ガガガガガーーー!! ガガガガガーーー!! 8回切り込んだんですかね。

次の写真、燃えてますね~。普通に言われている着火方法は、切れ込みに着火剤を入れて火をつけるということのようですが、ここでは、切れ込みの中心に炭をおいて火をつけた、または、燃えている炭を置いた、で成功したとのことです。ひたすら燃えていますね。冬など、回りで暖まれますね。グリルをしつらえれば何か焼いて食べられそうです。

あー、燃えてしまった! 無残なお姿です。ここまで燃えるのに4時間くらいかかるとのこと、です。…ですか? あとは火の始末をして終了です。お疲れさまでした。ムムムム、終わってしまった?

いえいえ、これを皆さんといっしょにぜひともやろう!というのがわれわれのプロジェクトです。9月にできなかったら、10月などなどなど。薄暗くなってからのほうが良いと思いますから、秋、晩秋、冬が良いかもしれません。暑い季節に火!というよりも寒い季節のほうがいいですね。何を焼いて食べようかしらん?!



さて、今日8月下旬の里山の田んぼの様子をごらんください。「青々とした」という表現がぴったりの田んぼです。稲はかなり伸びています。大型台風が来て、稲をなぎ倒していく、なんてことのないことを祈ります。毎年なにげに台風来るのよね~。

手前に写っている田んぼは古代米です。稲が皆さん寝てるみたいですね。古代米ってそういうものなのかしらん?

いよいよ最後にごらんいただく写真は田んぼ横の園路から。あぜ道の草がみごとに刈られているのをお見せしたかったのです。月例活動で皆さんに草刈り作業もしていただけていないのですが、だからといって、雑草を刈らないわけにはいきません。今は数少ないスタッフで何とか作業を終えているという辛い現状です。

何となく暗い感じで記事が終わりそうです。すみません。気を取り直して先々の楽しい(?)計画を練っていくこととしましょうッ!


こじま  2021.8.24

5月のさとやま、あぜ塗り開始 2021.5


皆さま、長くご無沙汰しました。元気ですよ、こじまもスタッフのみんなも。

さとやまには田んぼが4枚プラス小さめのが1枚あります。小さめのは春に苗代になり、稲の苗を取り終わると、古代米を植えます。一番低いところにある筑池寄りの田んぼは少し変形で上の3枚より少し小さいです。

この少し小さめの田んぼはここ3年ほど秋葉台小学校の5年生の田んぼの授業の現場となっています。5月に始まる「あぜ塗り」、6月「田植え」、9月「草取り」、10月「稲刈り」、11月「脱穀」と5年生3クラスがやってきて作業していきます。クラブのスタッフが指導員です。

けれども、去年2020年と今年2021年は生徒たちに来てもらうことができません。ことしはオンライン授業で田んぼの作業をまなんでもらうことにしました。田んぼと小学校の教室をつないでの授業です。田んぼの作業に実際に参加するのはスタッフ以外は先生おひとりだけです。

オンライン授業は5月のあぜ塗り作業から始まりました。

まずは、苗代(なわしろ)で稲の苗の育ち具合を見ます。種もみをまいて発芽させ、20センチほどの背丈になるまでこの苗代で育てます。

さて、あぜ塗りを始めました。この体験に使った田んぼは毎年小学校にお貸ししている一番低いところの田んぼではなく、真ん中、上から二枚目です。

小学校の先生がスタッフ先生にやり方を教わっています。手を伸ばして動画を撮っているのは自然館スタッフです。小学校とのコラボ作業は自然館が仲介をなさっていますため、オンライン授業の技術面では自然館におんぶにだっこしていただいています。

先生は初めての作業とのことでなかなかに真剣に取り組んでいます。周りの人がどんな様子かな~とのぞきこんでいます。先生が上手にやれたかどうかは秘~密ですね。

遠景です。なかなか良さげな雰囲気です。小学校の授業はこのあと夏休みを除いて毎月続きます。稲刈りあたりは実際の田んぼで作業できると良いのですけれど…。動画をとおして見ただけでできあがったお米を炊いたご飯を食べても…つまらないと思うよ。


2021.5.18     こじま

シベリアから長池公園に冬のお客さん2021.2


長池公園自然館の小林さんから、このあたりでは珍しい「トモエガモ」の写真と説明が届きました。皆さまにお伝えします。新聞折込みの「タウンニュース」にも掲載されたそうですから、ごらんになった方もおありかもですが、カービングで作った置物のカモさながらの美しい配色を6枚の写真でごらんください。以下、小林さんの説明です。

今季、築池のトモエガモが最初に見つかったのは昨年11月26日でした。その時は9羽だったのですが、その後は2羽となり、年末年始あたりからまた徐々に増えて現在では雄4羽と雌4羽が滞在しています。

派手な模様が雄、全身茶色で嘴の付け根に白いポッチがあるほうが雌です。長池公園での記録は昨シーズンに1日だけ長池に飛来したのみで、今回が2度目の記録になります。

カモ類は基本的には夜行性のため、日中はつくいけの道直下の茂みや田んぼ側の水際で休んでいることがほとんどです。朝と夕方には水浴びをしたり、悠々と泳ぎまわる姿も見ることができます。

トモエガモは極東ロシアで繁殖し、冬場は衣替えをして海を渡り、日本などで冬越しをします。世界的に見れば他のカモ類よりも個体数がずっと少ないため、絶滅危惧種に指定されています。

石川県加賀市の片野鴨池をはじめ、日本海側には毎年まとまった群れが飛来していますが、関東地方では時々他のカモに混ざって迷行してくることがある程度です。(※近年では多摩市の豊ヶ丘南公園に毎年飛来していて話題となりました。)

ところがなぜか今シーズンは、相模原や町田あたり、そして長池公園など、関東南部の各所に渡ってきており、野鳥業界がにわかにざわついています。理由は不明ですが、日本海側の降雪などが影響して、渡りのルートが本来よりも東に逸れたのかもしれません。

ともあれ、この築池の珍客は春先までその美しい姿を楽しませてくれそうですので、活動の際はぜひ築池を覗いて探してみていただければと思います。来年もまた来てくれるカモ?・・長くなりましたがお知らせまで。

最後にこじまのひとこと感想:パスポートなしで自由に渡って来られていいなあ~~地球市民だね!! ごめんね。ほんとうは命をかけた旅行だろうに。


こじま 2021.2.21

さとやま、1月の様子

2021年1月9日(土)、一応、「山開き/田開き/畑開き、どんど焼き」という題名のついた活動でしたが、コロナ禍のもと、急きょ、スタッフだけの参加になってしまいました。何人もの方から参加申し込みをいただいていたので、申し訳ないことでした。で、参加人数は10名ほどでした。

毎年1月は、山、田んぼ、畑の神様に、「これから仕事始めるけど、ケガのないように、仕事の成果が上がりますようにお願いね」とお祈りします。ま、新年のご挨拶ってところですね。塩とお酒(少しだけね)を撒きます。(なぜ、塩と酒なのかはわからない。機嫌良くしてねってことでしょう。)

神事のあと、1月の活動のハイライトの「どんど焼き」は行えず、このような「焚火」とあいなりました。例年ですと、焚火が熾きになったら、「繭玉」を焼いて砂糖しょう油につけて食べますね。「繭玉」とは、米粉などで作ったお団子をゆでたものです。お餅でも良いです。マシュマロを焼く人もいたり。何を焼くかはその人次第。ステーキとかは焼いてもらいたくないけど。芳しすぎるから。長い笹の枝の先端に団子を突き刺して焚火であぶります。真っ黒こげになる場合もあります。

この下の写真は2020年1月の「どんど焼き」。皆さん、正月飾りや書初めをお持ちになります。行事だからという理由からだけでなく、そういうのをゴミとして出してしまうのが躊躇されるために好評なのだと推測します。

毎年、火事にならないかと心配するほど、空に向かって高く炎が上がります。風のない日が安心です。(心配してるのはこじまだけかもしれませんけど。)竹や笹の節のあいだの閉じられた空間がはじけると、パーン、パーンと大きな音がします。思いのほか、にぎやかです。それでもって、舞い上がったススが雪の切片のように降り注ぎます。ただし黒いです。

また2021年1月にもどります。これは何の写真でしょうか。

実は「チップ置き場」です。チップというのは木を切ったのちに、炭焼きの材にしたり、薪として使う以外の端材を細かく粉砕したものです。チッパーという機械を使って作ります。クラブはこの機械を所有しておらず、自然館よりお借りします。チッパーの写真(これは多摩市の雑木林保全の会からお借りしたもの) チップはぬかるみ道に敷くこともできますが、カブトムシの幼虫のねぐらになったりします。

このチップ置き場を製作したスタッフの弁によれば、「これまでに伐倒した太い幹を並べてカスガイ釘で繋げてあります。サイズは内寸で3.1mx1.6mです。今年の夏にはカブト虫が産卵してくれると思います。」

この太い幹の一個だけでもめちゃめちゃ重いです。作業小屋の対面の斜面まで運んだとのこと、えッらい作業です。

立派ですよね~。お風呂だといいなと思いませんか。

この下の写真はナメコが生えて来たようすです。2020年の3月に菌を仕込んだナメコだと思います。さとやまのナメコはとてもおいしいです。適当な大きさの時に収穫しないと、お化けナメコに成長します。が、この日はカチカチに凍っていて採れなかったとのことです。

梅です。梅です。長池公園の梅林では紅梅が先に開花して白梅があとになるようです。あれ、反対だったかな。わかりまへん。

この梅林(斜面)はとても良いところです。開花時に行ったことのない方はぜひとも訪れてみてください。晴れたポカポカの日が良いと思います。芳香がします。草刈りは長池公園の公園スタッフがしてくださっていると思いますが、里山クラブのスタッフが枝の剪定などの世話をしています。(かな?)

残念なことに、2月の炭焼き活動も中止になってしまいました。以前は炭焼きの窯入れの日にピザを焼いていましたよね。食って、食って、食って、ピザはもう見たくないというほど食べていた…じゃありませんでした? 昔の記憶になってしまいました。


こじま 2021.2.1 (写真撮影は高橋氏:2021/1/30撮影)

2020年暮れ 門松としめ縄、できた!

皆さま、こんにちは。

2020年は今日を含めて4日を残しています。コロナを乗り切っていらっしゃいますでしょうか。

里山クラブのスタッフが門松を作りましたので、ごらんいただきたいと思い、これを書いています。クラブスタッフが作る門松は十数年目くらいになりますでしょうかしら。毎年のことながら、みごとな作品です。

材料は素朴ですが、竹を切り出し、稲わらから縄をない、菰むしろ(こもむしろ)を編むところから始めます。正真正銘の手作り門松です。

長池公園の公園入口(結婚式場のある交差点の角)に据えられます。お近くの方は訪れてください。今日から松の内(まつのうち=1月7日まで)あたりまで飾られています。

二枚目の写真は里山ゾーンの作業小屋「里山のいえ」に飾られた注連縄と紙垂です。注連縄は「しめなわ」、紙垂は「しで」と読みます。そうか、「しで」という名前だったか。久しく聞かなかった言葉だ。紙の切り方の流儀はいくつかあるようですが、わたしたちのはスタッフの佐藤さんが毎年切ってくれます。「しめ縄」と「しで」が飾られるその先は「聖域」になるのだとか。小屋の中は聖域になるのか。入ろうとするとはじかれそうだね。

では、皆さま、良いお年をお迎えくださいますように。


こじま 2020.12.28 (写真撮影:高橋 2020.12.26)

クリスマス・リースを作ってみました

皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。こじまです。皆さまご存じのように長池里山クラブの月例活動はほそぼそとですが、なんとか行っております。また安心の世の中になってほしいものです。

野山の材料でリースを作ってみましたので、皆さまの参考になればと写真を投稿します。

一枚目は玄関ドアに掛けたリースです。松ぼっくり、ふうの実、イガ付きの栗、栃の木の落ち葉、ツキヌキニンドウの葉っぱと実、そして、蔓。一部を除いてほとんど拾ってきたものです。(栗もリースになるとはよもや思わなかっただろうに。)

質素で、つたない作品ですが、ま、それはそれ。この作品のハイライトは蔓状になった茶色の実です。

二枚目の写真はキャンドル・リースとして飾ったものです。

こちらにはいくつか購入した実もプラスしていますが、林を歩くときに注意していれば見つけることができそうです。

真っ黒の小さいボール型のとげとげ2個がごらんいただけますでしょうか。これは去年2019年2月に焼いたアメリカふうの実の花炭(はなずみ)です。今年2020年2月にもアメリカふうの実を焼きましたが、焼け過ぎてうまくできませんでした。焼く前の茶色のふうの実も付けています。これらをすべて花炭作品で組み合わせて、真っ黒のリースにするのも面白そうですね。

今日、近所で採ったサザンカの実も3個付けました。ツバキやサザンカの実はすてきですよ。これら実はグルーガンでくっつけました。横に置いたクルミも付けようと思いましたが、サイズが大きすぎてバランスが悪いのでやめました。それで、横にいるというわけ。

皆さまもあちこちから集めて来た材料で作ってみてはいかがでしょうか。グルーガンに気を付けていただけば、小さい子どもも楽しめると思います。

わたしは自然派の色で作ってみましたが、赤や緑、ゴールド、シルバー、白のリボンを結んだり、スプレーをかけたりしても美しいと思います。工夫してください。

最後にネットで見つけた写真をお見せします。

注目したのはここに台として使われている輪切りの板です。わたしが前に里山でもらったものとそっくりです。冬の伐採作業時にいらっしゃればもらえるかもしれませんよ。こんなに太い木を切ることがあるかどうかはわかりませんが……。リースの輪っかを作ったりするのが面倒な時はこんな台に乗せるだけでもステキな飾り物ができます。

皆さんで何か工夫なさっていることがおありでしたら、ご紹介いただけますでしょうか。mail@nagaike.info までお願いします。

ということで、今回のお話はおしまいです。またどうぞよろしく。


こじま 2020.12.2

里山ゾーンにたぬき2匹あらわる 2020.10

高橋です。

本日(2020.10.6)、作業小屋正面の雑木林に運搬車で片付けに入ったら、タヌキ2匹とばったり遭遇してしまいました。

運搬車のエンジンがかかっているにもかかわらず逃げる様子もなく、こっちをガン見していました。スマホを出して10mくらいまで近づくまで逃げません。彼らのソーシャルディスタンスは10mくらいのようです。

栗の実でも食べに出てきてるのでしょうか? 歯型のついている栗の実もありました。


以下、こじまより

長池公園の保護ゾーン(立ち入り禁止区域)に住んでいるのでしょうか。それとも最近、小山あたりから渡って来たのでしょうか。車の交通量や公園の人出が減ったのでしょうか。里山クラブが大勢で集まることもこの半年なくなりましたものね。タヌキは「静かになったなあ」と思ったのでしょうか。

ここ15年ほど、タヌキを見かけたという情報は全く聞きませんでした。それまでは、旧由木村や南大沢の範囲で見かけたという話はたまにあったのですが。(旧由木村は、別所、松木、越野、堀之内などです。)

ハクビシンでしたら最近もときおり、出没しているようです。うちの近所でも目撃されています。遠目にはタヌキかどうか見分けは難しいのではないかと思います。どうかしら。ハクビシンは飼っていたものが放たれたのでしょうから、タヌキと話は別ですけれどね。

20年と少し前のことです。長池公園が一般公開される少し前、今のバス通り脇の植え込みにタヌキの死骸がありました。車にはねられたもようでした。仲間といっしょに埋めました。そんなこともあったなあ、と。


高橋 こじま 2020.10.6

稲穂が出て、花が咲きはじめた!……と思ったら、もう晩夏

皆さま、お久しぶりです。お元気ですか。

2週間ほど前、自主活動をしているスタッフから「稲穂が出て、花が咲きはじめた!!」と連絡があったので、そういう題名で記事を書こうと思ったんですけど、このあっつい陽射しの中へ写真を撮りに出ていく気にもなれず、遂に8月も28日になってしまいました。

稲の花の写真を撮ったんですよ。。。と言いたかったけど、今日は花はすでに終わりかけで、ほぼ残骸。それがこの写真。でも、米粒が形を成してきているのが見えますね。

さて、7月の活動(活動オリエンテーション&じゃがいも堀り)は32名+スタッフ10名ほど、8月の活動(かかし作り)は21名+スタッフ10名ほどで、少人数の班に分かれて、お互い間隔を取りながら行いました。

今年は7月のカレー調理も8月の流しそうめんもなくて残念でした。来年できるといいなあ、ですね。


2020.8.11(火)の自主活動での作業。田んぼの草取りです。わずか二人で広い田んぼの草取りをしています。八王子で39度の気温を記録していた頃です。きつい作業ですね。(作業しているのは、ジャーン!吉岡さんと柚木(ゆのき)さんです。わたしたちが来年にかけてお米が食べられるのは彼らのおかげです。)

こちらは、炭焼きに使う伐採木から出た枝の処理をしています。このような枝を粗朶「そだ」といいます。借りてきたウッドチッパーという機械で粉砕しています。ウッドチッパーは「多摩市グリーンボランティア雑木林保全の会」からお借りしました。ありがとうございます。グリボラチッパーくん、と名付けましょうか。

たい肥置き場がチップでいっぱいになりました。7月末から八月初めにかけて作業しました。ふっかふっかに見えます。木の伐採は冬の間の仕事ですが、夏は遊んでいるわけではありません。灌木を切ったり、このように枝の処理をしたり、下草を刈ったりしています。火曜日、土曜日にこの仕事に従事しているのは主に高橋さんと山口さんです。ほかの方も働いています。


また8月28日今日に戻ります。かかしが7体(?)ほど立っています。わたしは夜に、ここに来たくないなあと、かかしの季節には毎回思います。この人たち、歩き回ってたら恐いじゃん!? もっとも、夜に来ることは、炭焼き以外ではありませんけどね。

田んぼの全景はこちら。稲が伸びています。けっこうしっかり立ってます。台風が来ても踏ん張ってほしい。いや、踏ん張らないで、風任せで、こっちゃになびいて、あっちゃになびいて、してるほうが倒れないのかも。足元(根元)は抜けちゃだめですけどね。

畑もきっちり、みごとに手入れされています。

今年は9月のさんま焼きもできません。ないない尽くしです。じっと我慢か!


こじま 2020.8.28