里山に咲くものたち、生きるものたち


皆さま、いかがお過ごしでしょうか。わたしは気をゆるめないことをモットーに毎日を送っています。


2020年4月11日 長池里山で平山さんが撮影、観察した植物、クモの写真をお届けします。


アセビ
白い花をよく見かけますが、稀に赤いのもあるそうです。今の時期、新芽もきれいです。

ぼけ
実が瓜のようなので木瓜だそうですが、普通はあまり実をつけないのだとか。 写真を探してみたら、カリンのような実でした。

コモリグモの一種
畑の草とりをしていたら、蜘蛛がいました。足の長さも含めて3センチくらいと小さいけれど、アシダカグモに似ています。大きなアシダカグモだって、生まれときには5ミリ程度。大きくなる途中でしょうか。よく見ると足は7本。脱皮のタイミングで失った足が再生することもあるそうです。また生えますように。アシダカグモでなくてコモリグモの一種でしょう。

ミツバツチグリ
ヘビイチゴと思ったけど違った。今の時期、似たような黄色い小さな草花がいくつもありますね。 ヘビイチゴは花のあとに赤い実をつけます。毒はないけど味もないので、食用にされてないそうです。見た目はおいしそうですが。 ヘビイチゴにとてもよく似たヤブヘビイチゴというのもあります。ヤブヘビイチゴは実に光沢があるそうです。これはヘビイチゴだと思うのですが、実がついたら確かめてみます。

カビのはえた木
作業小屋を背にして斜面を見上げると、あんなところにオレンジ色のポストのようなものが? 近寄ってみると木ですが、ペンキをかけたかのようなオレンジ色で、小さな毛虫が集まっているところもあります。調べてみたら、糖分の多い樹液に酵母菌がついて発酵したところで赤カビの一種が繁殖したらしいです。こうした酵母でパンやビールをつくる試みもあるとか!

一重ヤマブキ
公園などでよく見かける花です。一重ヤマブキは実をつけますが、八重ヤマブキは実をつけません。それで「ななへやへ(七重八重)はなはさけども(花は咲けども)山ぶきの みのひとつだになきぞあやしき」という歌が後拾遺和歌集にあります。万葉集にもヤマブキを詠んだ歌が多数あり、日本人とは長いおつきあいのある花です。
おたまじゃくし
田んぼ近くの水場にたくさんオタマジャクシがいました。どんなカエルになるのでしょうか。もっとも、カエルになるまで成長できるのは1パーセント以下とか。

ハルリンドウかな? と思ったけど、ハルリンドウではなくて、正解は フデリンドウ!水車小屋の裏道沿いで見つけました。リンドウの仲間は、晴れて日が当たっているときしか花が開いてないそうです。

シイタケのほだ木
スーパーで売っているシイタケに「原木栽培」とか「原木シイタケ」とか書かれているものがありますね。その「原木」です。雨があたる日陰に置いておきます。植菌した翌年の秋からシイタケが生えはじめます。

苗代  今年の苗代、準備中です。

生き延びて、元気に、また里山で遊び、働きましょうね。


撮影・説明:平山  編集:こじま 2020.4.22

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