畦塗りはこうやった。みんなの作業

2016年5月14日(土)曇りがちな、まあまあの晴れ空


畦塗り作業では、まず田の畦(壁)の土を鍬(クワ)でくずし、田んぼの泥水と混ぜ、その泥をすくい上げ、畦に塗り付けます。畦からの水漏れを防ぐ目的です。

畦塗りは「あぜぬり」だとか「くろぬり」と読みます。「くろ」とは付近、辺り、そば、きわ、はしっこという意味。わたしが子どもの頃住んでいた所では、端のことを「くろ」と言っていました。(どこでだったか覚えていない。いろいろな所に住んだので。)

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畦の土をくずして、田の水と混ぜます。
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その泥を畦に塗りつけて行きます。鍬でバンバンとたたいて固めるとなお強固になる。
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できあがりました。のどかです。
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大人、子ども、大勢で取り掛かったので、作業は午前中で終わりました。ほとんどの人が始めてやったんだから、不手際があっても許されよ。

お昼ご飯は大鍋で作ったみそ汁。たくさん働いたので、みんなお腹がすいたらしくおかわり続出。午後は大木を倒した桜の製材。10センチほどの厚さの板が数枚できあがった。

6月は田植えだ、だ、だ! 


こじま  2016.5.16

道祖神は守護神か…今も

2016年4月24日 道祖神(どうそじん) 堀之内寺沢


外国からのお客さんがあったので一緒に、道祖神と阿弥陀堂の地蔵群を見に行った。前回に見たのは15年ほども前だったので、場所がうろ覚えだったが何とか見つかった。長池公園からは3キロほども来たところか。

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道祖神は頭の部分が欠けてしまい、レリーフもかなりくずれてしまっているのが残念だ。数百年間ここで人々を見守りつづけて来たのか。道祖神は分かれ道や村境にあることが多いと聞く。ここでも分かれ道にあった。のちにここへ移動されたのかもしれないが。

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馬頭観世音という文字が読み取れる。馬頭観音は観音菩薩のひとつだから、仏教だ。道祖神は民間信仰。けれど、村人や通行人を見守り、無病息災を願うことは同じ。

今は車道の脇にあり、普段は目に留める人もいないことだろう。研究者や郷土史家、愛好家が訪れるくらいか。あとどれぐらいの年月ここに居続けるだろう。


こじま  2016.5.15

5/14(土)の畦塗り終わったよ~


田んぼの畦塗りには60名弱の人々(ちっちゃ~い子も含めてね)が集まり、予定作業を終えました。大人や大きい子はクワで、小さい子どもたちはスコップを使って泥をすくっては田んぼ壁面に塗り付けていました。

写真があると思うので、あとの記事でご覧いただくことにします。今はちょっと面倒だからまたね。とりあえずは終了の報告です。

ちいっちゃい子は予定通り、服もどろどろで、はて、楽しかったかどうかな。

ちょっとうまく塗れてないところがあったら、スタッフが手直ししてくれます。


こじま  2016.5.15

5/14(土) 活動のお知らせ【畦塗り】


長池里山クラブの皆様
4月29日から始まった炭焼きは順調に進み、5月1日午後6時過ぎに
窯止めを行い、無事終了しました。5月の活動は6月の「田植え」の準備の活動として「畔塗り」を行います。

畔塗りは「くろぬり」、または、「あぜぬり」とも読み、水が田んぼから漏れないよう鍬を使って畔を作る作業です。田んぼの土壁に泥を塗りこむ防水加工ともいえる大切な作業です。


2016年度第2回 5月14日(土) 田んぼ作り
9:30 受付開始
10時の活動開始までに受付をお済ませください。
10:00~12:00 田んぼの説明、畔塗り
12:00~13:00 集合写真、昼食
13:00~14:30 林床管理
14:30~15:00 後片付け、周辺清掃
15:00 活動終了
15:00~16:00 スタッフミーティング

※スケジュールは変更になることもあります。

【持ち物】
帽子、軍手、手拭い・タオル、各自の椀、箸、弁当、水筒、カット野菜
田んぼに入る時の長靴あるいは地下足袋、捨ててもよい靴下。小さいお子さんの着替え。


  • 田んぼの泥はなかなか落ちませんので服装にはご注意ください。長靴、地下足袋を履いての作業となります。小さいお子さんをはじめとして、長靴は田んぼの中で脱げる可能性があるので捨ててもよい靴下や裸足がよいでしょう。
  • 雑木林での活動には、長袖、長ズボンの用意をお願いします。
  • 雨天の時は、翌日15日(日)に順延、状況により中止の予定です。長池公園自然館 TEL 042-678-4616 にても問い合わせにお答えします。HPにおいても開催の有無を案内いたします。http://www.nagaike.info

長池里山クラブ 広報(案内担当)


こじま  2016.5.11

さとやまゾーン 緑の風景

2016年4月29日 窯詰めの日の朝 里山ゾーン


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4月ももう終わりだ。空の色がぐんぐん濃くなって来た。林の斜面はついこの前の薄茶色から新緑へと変わった。見えるのは葉っぱばかり。畑の野菜も伸びてきた。まるで世の中にこれらの色以外は存在しないかのようだ。

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端っこに小さく写っている人は虫の写真を撮っているTさん。仲間の一人で、長池公園の鳥、虫、植物をくまなく撮っている。十数年の記録が以下のサイトに。特に虫の写真がどっさり。

冬鳥夏虫
引用: ”「冬鳥夏虫」冬はバードウォッチング、夏は昆虫という意味です。 私の撮影した写真をアップロードしていきたいと思っています。”
http://hw001.spaaqs.ne.jp/tosaka1
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わたしは鳥も虫も植物も名前が覚えられない。二、三度教えてもらったくらいじゃ、名前はふっと飛んでいき、同じものを6回ほども教えてもらってやっと覚えられる。(2、3年経つとまた忘れてるけど。)教えるほうはいい加減いやになってるだろうから、最近はなるべくたずねないようにしている。


こじま  2016.5.3

炭焼き…点火から窯止めまで

2016年4月29日~5月1日
窯 (煙突内) の温度の推移


4/29    12:33     点火 気温20.4℃
4/29    21:20    70℃ 窯口をふさぐ
4/30      7:00    85℃ 気温14℃
4/30    16:00   119℃
4/30    21:00   158℃ 空気孔に差し込んだレンガを大きめのに代える
5/1         1:00   203℃
5/1       10:00   253℃
5/1       18:00   291℃ まもなく窯止め(300℃が目安) 煙が透明になればOK

窯止めとは空気孔をふさぎ、練った土で前面全部をふさぎ、鉄板で覆う作業。窯の中は蒸し焼きとなり、炭ができる。

明るい内に窯止めができることはめったになく、たいていは夜から深夜、翌明け方になることもしばしばある。今回は温度が早めに上昇した。長年の間に煙の出口にこびりついたタールのかたまりを事前に取り除いたため、空気の通りが良くなったのかという憶測。でも、温度が早く上がればそれでOKというわけには行かない。良い炭を作るためにはじっくりと焼き上げることが必要らしい。

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これが長年にこびりついたタールのかたまり。冷え固まった溶岩のようだ。

つづき、竹パンケーキ焼きへ


こじま  2016.4.29