施設・エリア

長池里山ゾーンには活動に必要な施設がいくつかあります。それぞれの施設は手作りの工夫が凝らしてありますから、あたりを見て回るとおもしろいかもしれません。また、エリア内にある池、田んぼ、雑木林では季節ごとに多様な生き物を観察することができます。

筑池
田んぼ
水路
畑
コナルの広場
雑木林
梅林
とんぼ池
里山のいえ
炭焼き小屋
水車小屋
焼き窯

築池
つくいけ

筑池

長池公園の中心にある築池は、本来、かんがい用に作られたため池です。大正期以前に造成されたもので、広さは6700m²あります。かつて、築池は別所一帯の水田へ水を供給する大きな役目を担っていました。

カルガモの親子が行列して泳いでいたり、カワウが休憩していたり、何匹ものアカミミガメが池の中の倒木の上で甲羅干しをしていたりする光景が見られます。

田んぼ

田んぼ

丘陵の谷間は谷戸(やと)と呼ばれ、昔から稲作が行われて来ました。長池里山クラブはこの谷戸田でもち米、うるち米、古代米の三種類を作っています。田んぼはさまざまな昆虫、水中生物、両生類の生息地にもなっています。

畑

季節によってさまざまな野菜を育てています。じゃがいも掘り、さつまいも掘りを皆で行います。

コナルの広場

里山クラブの中心にある広場です。広場を囲むように並ぶ妖精のような複数のオブジェはクラブの仲間である画家の青木さんの作品です。けれども、何年もの間に木が朽ち、数多くあったコナルたちも今や少数になってしまいました。コナルの広場ではさまざまな作業をしたり、焚き火をしたり、年始にはどんど焼きを行います。

雑木林

雑木林

生活の燃料が石炭や石油由来に変わる前には里山の雑木林は10〜15年に一度伐採され、切った木は薪や炭として利用されていました。切り株から新芽が成長し、雑木林は元どおりに再生します。この過程は萌芽更新と呼ばれています。長池公園では、このような雑木林の更新を行ない、かつての雑木林の姿を再生保全しています。
樹齢が高く、太くなった木は伐採し、炭焼きの材料にします。切り株から新たな芽が息吹き、木へと成長します。また、育てた苗木を植え、やぶが苗木の成長のさまたげにならないよう下草を刈る作業を行います。

梅林

梅林

水車小屋の左手の階段を登り、道を渡ったところの斜面を登ると梅園があります。2月上旬から3月中旬にかけて斜面一帯に広がる美しい梅の花を見ることができます。

とんぼ池

とんぼ池

とんぼ池は水車小屋の右横の階段を登った少し高い位置にあります。春にはアメンボが泳ぎ、秋にはたくさんのトンボが飛びかいます。

里山のいえ

里山のいえ

里山クラブが利用している作業小屋です。作業をしている日のみ開いています。中には土間、板の間、道具部屋があり、食事の用意をしたり、ご飯を食べたり、ミーティングを行ったりします。道具部屋には活動に必要な道具が揃っています。

炭焼き小屋

炭焼き小屋

炭焼き小屋は田んぼの北斜面の雑木林に入るすぐ手前にあります。年に一度か二度炭焼きを行なっています。焼いて炭を窯から出した時と、次の炭焼きを行うために炭材を窯に詰める作業の時は炭焼き窯の中を見ることができます。ここで作った炭は一部は里山クラブで使用し、一部は自然館にて販売しています。

水車小屋

水車小屋

以前は水車を回していましたが、水車が老朽化し危険になったため、公園管理者により水車は撤去されました。この写真は水車があった頃に撮影したものです。物置に利用しているため、普段は鍵がかかっていますが、今でも小屋にはいると大きな石臼を見ることができます。水路では春にオタマジャクシが見られます。

焼き窯

焼き窯

里山クラブにある大きな手作りのかまどです。大谷石を組み立てています。近年は行なっていませんが、ピザ焼きの時に大活躍します。かまどは火力が強く、ピザは炭の熾火(おきび)で良い塩梅(あんばい)に焼け、おいしいことこの上ありません。かまどのすぐ横には水道があり、作業後に手足を洗ったり、道具を洗ったりします。

ページ先頭へ
ホームページTOPへ