田んぼに初めてはいるという方に向けて、どのような身支度が適当なのか、留意する点をまとめてみます。
服の材質にもよりますが、田んぼの泥は洗濯しても完全には落ちません。特に、綿素材は落ちにくく、シミになってしまいます。
誰にでもあてはまる身支度の正解はありませんから、下に書きます留意点を見て、それぞれにて工夫をお願いします。
■新たな情報があり次第、改定・追記を行なっていきます。
服 装
- たとえ捨てることになったとしても惜しくない衣服
- 化繊ものや表面がツルツル素材は洗い流せるため、泥には強いかなと思います。
- 小さい子どもは尻餅をつくことが多いので、下着まで着替えがあると良さそうです。
手
- 手は爪の中に泥がはいるとなかなか取れませんから(10日間ほど取れません)、軍手やゴム手袋をはめると良さそうです。
- ただ、田植えの場合は細い苗を手で分けますから、素手が適当と思います。指にフィットした薄手のゴム手袋も使えるかもしれませんが、わたしは試してみたことはありません。
- あぜ塗りの場合は軍手(滑り止めの付いたもの)やゴム手袋が使えます。ただ、ゴム手袋は蒸れて手に汗をかきそうです。素手でもかまいません。軍手は使い捨てになります。
履 物
- 履物は、普通のタイプのゴム長靴では泥に足を捕られ、歩を進めることがむずかしいです。足だけがすっぽ抜けることもあります。
- 素足でも特に問題ありません。踏んでケガをするような物はまずは田んぼの中にはありません。何かの虫に刺される可能性はないとは言えませんが、刺されて痛かった、かゆくなったという話はまだ聞いたことがありません。
- 手と同じく、爪に泥が入るとなかなか取れませんから、古靴下を履くのも良いです。いくらか防ぐことができます。
- 足にピッタリフィットするゴム長靴が適していると思います。普通のゴム長靴よりやわらかくて薄手の素材で、口をひもで絞ることができるタイプです。ホームセンターで売っているようです。
- 昔からある地下足袋も適しています。
- けれども、長靴も地下足袋などもわざわざ買うこともありませんので、いらない靴下をはいての作業が手っ取り早いでしょう。
こじま 2023.6.6