2024年12月17日(火)
毎年暮れに、作業小屋『里山のいえ』の外壁の看板の下にしめ縄を飾りつけます。しめ縄で神様と人間との結界を作ると言われますので、ここでもしめ縄はその役割を果たすのでしょうか。縄からは紙垂(しで)を数本ぶらさげます。紙垂はその場所が神聖であるとことを表すと言われています。作業小屋のしめ縄飾りは風格もあってなかなかステキです。

この日は「しめ縄を作ってみたい」というおふたりの方がお越しになり、初めての縄をなう作業に挑戦しました。
まずは稲わらを水で湿らせ、小槌のような棒でたたいて柔らかくします。

なった縄はこのようなものです。さまざまな用途がありますが、今回は門松のコモをしばるのに使ったり、正月飾りを作ったりします。

手前が指導するスタッフで、向こう側は今回の挑戦者です。二つの房に分けた稲わらをそれぞれを両のてのひらでよりながら、さらにその二本を編んでいきます。(説明が下手で何を言っているのかさっぱりとおっしゃる方、申し訳ない!)

この日はわたしはお昼で帰ってしまったため、挑戦者たちの作品を目にすることができなかったのが残念です。後日、門松づくりの日にわたしひとり、縄をなってしめ縄リースを作りました。
下の写真はお師匠さんが作ったリースです。この縄のない方は上の縄と少し異なっています。稲わらを3房に分けて、その内の2房をよりながら、さらに全体をよっていくというものです。わたしは見事に失敗しました! 途中で妙な具合になってしまい、お師匠さんに手直ししていただきました。

左がわたしの作品、右側がお師匠さん作品です。違いが一目瞭然ですね。わたしのはなぜかぼそぼそ。よりが足りないのでしょうか。

けれどもね、家に持ち帰って飾りつけをしてみました。ほら、まあまあイケてる思いませんか!? クリスマス・リースに替えて玄関ドアに掛けました。まずまず満足。神様と人間世界の結界というよりはウェルカム・エブリバディの象徴とでも言いましょうか。

こじま 2024.12.22
毎月の活動レポートを掲載しています。
→ 長池里山クラブのホームページへ
長池里山クラブのホームページTOPへ