2024年12月21日(土)
長池里山クラブは毎年暮れに、長池公園の入り口に飾っていただくべく、門松を一対作成しています。長池公園の入り口とは、見附橋へ至るバス通りの信号の角のことです。
この門松はかなり大きなもので、高さは1.5メートルほどかなと思います。下の写真では見えませんが、土台はペール缶で作ってあり、周囲にコモを巻いています。コモは自家製の「こも編み機」で稲わらから手作りしています。その様子がもうひとつ下の写真です。


どのように編んでいくのか、写真から読み取れますでしょうか。たいへん時間のかかる作業ですが、里山クラブではもう何年もの間、手作りこもを作っています。下の写真は編み手から見るとこうなっているよというものです。

門松に用いる竹、飾りに使う松、ナンテンなどは自分たちで採取してきます。全くの手作り門松ですね。デパートの入り口に飾られているような豪華なものではありませんが、ある種贅沢な門松とも言えます。
さて、しめ縄作りや門松作りに興味がおありの方はいらっしゃいませんかと会員に声掛けしましたら、おふたりの方が作ってみたいとお越しになりました。そこで、最初の日はしめ縄に使う縄をなう方法をおそわりました。さらに別の日程でミニ門松を作ってみようではないかという話になりました。
ミニ門松の作業日の前にスタッフが試作品を作りました。それが、この下の写真です。ミニといっても高さは30センチほどもあります。とても魅力的な作品に仕上がっていました。飾り物の扇子はそのスタッフが千代紙を折ったものです。「テレビを見ながら作った」と話していました。器用ですね。ちょっとした工夫が華やかさを添えています。

おふたりの挑戦者も頑張っています。まずは土台となる竹の輪に既製品のミニござを巻きます。これは大きい門松のコモと同じ役割ですね。ゴザを割いてスカートのように広げるために寸法を測ったり、切ったりしています。

竹を斜めにカットしています。三本立てますが、センターの一本は背が高くて両脇の二本は少し短いですね。

中心の柱となる三本の竹を立てています。

竹が立て終わると、飾りつけをします。

完成です。見事な出来栄えですね。右端がスタッフの試作品です。おふたりが作った門松はサイズがかなり大きいということがわかります。玄関に飾られるのでしょうか。どうぞ良いお年を!

2025年の暮れには皆さんもぜひ作ってみてください。
こじま 2024.12.22
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